建築家との家づくり・・・。

先日、ご心配をおかけしました が、ようやく皆さんに胸の内を聞いてもらおうと
決意しました。

昨年7月末、念願の建築家との家づくりを完成することが出来ました。
4年間、土地やどこで建てるかを主人と色々と調べてきた苦労が報われたと
思いました。
我が家を手がけた建築家は、私たちが住んでいる県内で我が家が第一号
でした。
私たちの、『自分たちの家づくり』における思いは強く、
『自分たちだけのオリジナルの家』
ということがとにかく念頭にありました。
間取りも他の家と同じようなものではなく、自分たちのためだけに作られた間取り。
そして、外観も然りでした。

しかし、昨年我が家が完成して数ヵ月後、我が家から10キロと離れていない所に我が家と
そっくりな家(A邸)が建ちました。
同じ片流れ、同じ黒ガルバリウム、南面の杉板張り、玄関ドア、外灯、
南側の大きな窓の開口、玄関横の壁、キッチンの位置、リビングの位置、
お風呂の位置・・・

階段の上がりが北を向いているか、東を向いているかの違いとはいえ、私たちの家づくりで最初に
提案された間取りそのものでした。
(我が家は二階の北側が半畳ほど出ているものの、初期の図面では北側はフラットでした。)

そう思ったのは、
『洗面所の天井を強化ガラスにし、
 2階の床から下(洗面所)が見える』

というところが我が家の提案された間取りと全く同じだったからです。
私たちが最初に建築家に会ったとき、
『土地を見て図面を書きます』
といわれました。
家族構成はもちろん、私たちの希望は全く聞かないといわれました。
その中でも、『 私たちだけの家をつくりたい 』 という想いは伝えました。
我が家は周りを田んぼに囲まれた土地です。
A邸は住宅密集地で、目の前にはマンションが建っています。
どうしてこんなに違う環境なのに一緒の家なの?
それだけでした。

もし初期の図面で進めていたら、本当にそっくりな家になっていたでしょう。
そう考えるだけで・・・ゾッとします。

我が家とA邸が設計契約をしたのは2日ほどしか違いません。
我が家が県下、第一棟目で、A邸が第二棟目です。
そして、設計契約をしたのち、徳島県へ来て欲しいといわれました。
自身のハウスコンセプトのプロモーションビデオを撮影する際に、バイクで走っている姿を
撮りたいと言われました。
12月の雪の降る中、バイクで来て欲しいと頼まれ、家を建てる間も、家を建てた後も、
いいお付き合いが出来ると思ったからこそ、了承しました。

しかし、それから建築家と会う回数も減り、私たちが最後に会ったのは、我が家の地縄張りの時でした。
それから、建築家とは一度も会っていません。
建築中も、建築後も、なぜ来ないのか担当者さんに聞いても、
『お忙しいようなので・・・』
で終わってしまいました。
確かに十数軒もの物件をお持ちのようでした。

私たちがショックを受けたのは、友人から、
『 A邸さんのオープンハウスに行ったけど、ここ(我が家)の真似をしたのかと
 思った。よく似てたよ。』

一番言われたくない言葉でした。
きっとA邸の方は尚更でしょう。
A邸の方は、我が家の建築中に我が家へ足を運び、愕然とされたそうです。
我が家を見てからの自身の家づくりが苦痛でしかなかったとおっしゃっていました。
私たちの家づくりに対する想いを知っていた主人の両親、私の両親もショックを受けていました。

建築家へ家づくりをお願いしましたが、これって本当に建築家との家づくりですか?
こんな家づくり、したくなかった。
今はこんな後悔でいっぱいです。
もう建築家が来なくなってもうすぐ1年半が経ちます。

こんな気持ち、おかしいでしょうか?
私たちの建築家との家づくりへの理想が高かったのでしょうか?
我が家と同じ建築家に依頼されている方でこれを読まれた方は不快に感じるかもしれません。
建築家の彼が人柄が良いのは分かります。
とても話しやすい方で、要望も聞いてくれる方です。

でも、隠しておくのがもう我慢できませんでした。
家が完成しても『おめでとう』の一言もないんです。
間取りは本当に似ているんです。
私の好きなインテリアで 『 我が家らしさ 』 を出そうと思えば思うほど、思い出してしまう。
この事は 『 Twins House 』 が建って1年経っても建築家が我が家に来てくれなかったら記事に
しようと思っていました。

出来ることなら、もう一度家を建て直したい。
そうとまで思います。

こんな家づくり、したくなかった。
ただ、それだけです。
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Commented by 花梨音 at 2011-02-26 02:22 x
こんな古い記事に感想です。読んでいて悲しくなり悔しくなりました。同じ建築家に注文して建てたA邸には建築家は通っていたのだろうかと思うとtwin'shouseの方の間取りをA邸に採用して、twin'shouseをないがしろにしていたのだろうかと考えてしまいます。
でもいつの日か悲しくも悔しい想いを家が良い家でありますように
もう住んで五年経ったから悔しくも自分達らしい家になっているかな
Commented by twins-house at 2011-03-05 09:07
☆花梨音さんへ①         
花梨音さん、はじめまして。
4年前の記事にコメントくださってありがとうございます。
この件のことは本当に私たちにとって非常にショックで、
ずっとこの痛みを伴ったまま生活していくことになりました。
当時、なぜ私たちがA邸がそっくりなのが分かったのかというと
A邸で行われた壁塗り大会に足を運んだからです。
すでに建築の終わった私たちではありましたが、私たちの次に
建った家はどんなものなのか、私たちと同じように建築家との家づくりを楽しんで
いらっしゃる方はどんな方なのだろうと、そう思って足を運んだことを覚えています。
ですが足を運んだ私たちは、あまりにも我が家と似すぎているだただた愕然とするだけ。
その時、A邸の施主さんは私たちのことをご存じだったようで、
施主さんは私たちに責められるのではないかと、そう思ったそうです。
のちにA邸の方とお話しすると、A邸にも全然足を運んでいないことが、わかりました。

(続きは下へ↓)
Commented by twins-house at 2011-03-05 09:08
☆花梨音さんへ②         

5年たった今。
当時ほどではありませんが、やはり件の事を思い出します。
義妹がA邸の近くのアパートに住んでおり、会いに行くたびに目にしては
当時を思い出します。多分これはずっと続く事だと思います。
私たちの唯一の救いは、
当時たくさんの共感の声や励ましのお声を頂いたことや、
こうやって、花梨音さんに4年も前の記事に丁寧にお言葉頂けること。
いつか、ああこの家はよかったと思えるような、そんな日が来るのかは
まだ私たちには分かりませんが、そういう気持ちを持てるよう
頑張りたいと思います。
コメント、本当にありがとうございました。
by twins-house | 2007-06-21 08:20 | House | Comments(3)